フックになっていて小さなパーツ

中学3年生の時、「公立の高校に受かったらピアスをあける!」と決めました。(ちょっと大げさに言うとピアスを開けたくて公立に行きました。)開けることに反対をしなかったお母さん。そして、お母さんからもらった18金のピアスは宝物です。初めて穴を開けたときに「最初はしっかりしたものを、高校の入学祝いに。」と買ってくれました。ピアスの購入は母と一緒にジュエリーショップTSUTSUMIに行きました。初めて入るジュエリーショップ、ピアスを開けた嬉しさとちょっぴり大人になった感覚と共に長く使えそうなゴールドの小さなデザインのピアスを購入しました。ファーストピアスがとれて初めてつけたピアス、その後も受験や面接、成人式や卒業式など小さなデザインなのでいやらしさなどなく、シンプルで肌馴染みのいい色で大切なシーンではいつもこのピアスをつけて行きます。社会人になったいま、仕事で「ここぞ!」というときにはこのピアスをつけて行きます。なぜだか分かりませんが、母が近くにいるような気がするのか、頑張れる、安心感を与えてくれるそんな不思議な存在で、ピアスに対する憧れが強かった私はピアスをしているという少しの優越感はいまだになくなりません。

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